前回投稿した記事、
「【大阪・関西万博の会場】夢洲とその周辺はどんな所? その1」
を読んで下さり誠にありがとうございました。
前回お話しした通り、
今回は万博が行われる夢洲の南に位置する人工島、
”咲洲(さきしま)”とその周辺についてお伝え致します。
咲洲(さきしま)と聞いて読者の皆さまはどの場所を思い浮かべたでしょうか?
大阪人でも正直この呼び名は馴染みが薄いです。
私hiikunも咲洲という呼称は大人になってから知りました。
むしろ南港(なんこう)という呼び方の方がが馴染みが深いです。
しかし、他県にお住いの方々にとっては咲洲はおろか
南港でさえ知らないでしょう。
当記事では以下の方々を対象としています。
・大阪・関西万博に興味のある方。
・開催場所である夢洲やその周辺地域に興味がある方。
当記事を読むことで、
”咲洲(さきしま)”及びその周辺エリアの魅力を知ることが出来ます。
万博に訪れた際、旅行で大阪に訪れた際に、
追加の訪問先として是非検討されてみてはいかがでしょうか?
それでは最後まで是非読んで下さい。
よろしくお願いいたします。
咲洲の概要
咲洲は夢洲の真下に位置する人工島です。
前回の記事で紹介した夢洲と舞洲は大阪市此花区に属します。
その為咲洲も此花区に属するのではと思った方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、咲洲は大阪市住之江区に属します。
咲洲一帯の住所は大阪市住之江区南港中及び南港北です。
その為地元民の多くはこの地域一帯を
咲洲(さきしま)ではなく南港(なんこう)と呼びます。
私hiikunも幼いころからこの辺りを南港と呼んでいます。
その為咲洲よりも南港の方が馴染みが深いです。
しかし当記事内では主に咲洲という呼称を使って説明していきます。
大阪市の公式ホームページに掲載されているコラム記事の情報によると、
咲洲の埋め立てが完成したのが昭和55年(1980年)とのことです。
※私hiikunはその年の5月に生まれました。
翌年、昭和56年(1981年)3月16日、
大阪メトロ南港ポートタウン線(当時は大阪市交通局が運営)が
住之江公園駅から中ふ頭駅駅間で開業しました。
”ニュートラム”と呼ばれる完全自動運転の鉄道です。
島内には集合住宅や教育施設が建てられたことで、
多くの人々が移り住んできました。
平成9年(1997年)12月18日、
コスモスクエア駅が開業しました。
それまでは南港ポートタウン線が島内唯一の鉄道路線でした。
しかし南港ポートタウン線のみならず中央線もコスモスクエア駅まで延伸されたことで、
大阪市内中心部へのアクセスが大きく向上しました。
咲洲は大阪の海の玄関口と言われてます。
コンテナふ頭のみならず旅客船のターミナルとしても機能しています。
九州や四国を結ぶ定期便が現在も運行されています。
また国際フェリーターミナルもあり
韓国・釜山とを結び定期船も運航されています。
商業施設や宿泊施設、公共施設が複数あります。
インテックス大阪やATCアジア太平洋トレードセンターでは
定期的に大きな催しが行われています。
土日祝日は多くの人々で賑わいます。
残念ながら、複数の公共施設や宿泊施設が廃業となりました。
前述のATCアジア太平洋トレードセンターも空き店舗がかなり目立ちます。
以前に比べたら咲洲は廃れた印象をお持ちの方々も少なくはないはずです。
しかしこのまま廃れてほしくはありません。
咲洲の玄関口であるコスモスクエア駅駅周辺は開業当時ほとんど何もありませんでした。
しかし近年駅周辺の開発が進められています。
タワーマンション等の集合住宅や大学、高校も新たに建てられました。
先程も申し上げましたが、
旅客船のターミナルとして現在も十分機能しています。
ユニバーサルスタジオジャパンや天保山に割と近く、
島内に宿泊施設がある為
観光客も見かけます。
咲洲はまだまだ成長できるはずです。
万博やIR事業により咲洲を訪れる方は増えるのではないかと
予想しています。
おっと、失礼いたしました。
概要なのに、
話が長くなってしまい申し訳ございません。
そろそろ次に進みましょう。
次項では、
咲洲への行程や咲洲に何があるのかについて
具体的にお話ししていきます。
夢洲の周辺に何があるの? その2:咲洲
では咲洲に行ってみましょう。
こちらは咲洲へ向かう南港ポートタウン線・ニュートラムの車内から撮影した写真です。
咲洲へ入る直前です。
何があるのか楽しみですね。
訪問日:令和7年(2025年)1月9日
咲洲への行程
まずは咲洲への行程を見ていきましょう。
鉄道を利用する場合は大きく分けて2つございます。
・四つ橋線ルート
・中央線ルート
コスモスクエア駅開業までは、
大阪メトロ四つ橋線ルート一択でした。
四つ橋線の南側の終点・住之江公園から、
南港ポートタウン線に乗り換えます。
四つ橋線ルート・中央線ルートどちらを利用する方が便利でお得なのかは
大阪市内のどの場所から咲洲へ向かうかによります。
今回の記事の最大のテーマは、夢洲です。
夢洲へ向かうことを考えると、
1月9日の咲洲訪問時は中央線ルートを選択しました。
その為当記事では中央線ルートで咲洲へ向かう行程をご紹介します。
と言っても途中までは夢洲へ向かう行程と同じです。
先程から言及してきましたコスモスクエア駅で下車してください。
駅を出ると、そこはもう咲洲です。
ただ咲洲の中心部へ行きたい場合は、
南港ポートタウン線に乗り換えて下さい。
こちらが南港ポートタウン線・ニュートラムのコスモスクエア駅です。
中央線のりばの一つ上の階にございます。
色とりどりの可愛い電車が、
咲洲の中心部を走ります。
完全自動運転の電車です。
運転台は設置されていますが、
緊急時を除きカバーで覆われています。
もちろん普段は乗務員さんは乗車されていません。
その為運転席にも座ることができます。
運転士気分を味わいながら、
車窓を楽しむことができます。
南港ポートタウン線に乗ってある場所へ向かいました。
次の項目では、
具体的に咲洲には何があるのか見ていきましょう。
咲洲には何があるの?
それでは咲洲には何があるのか見ていきましょう。
最初に訪れた場所がこちらです。
大阪南港フェリーターミナルです。
こちらのフェリーターミナルは、正確には咲洲の中にはございません。
先程登場した南港ポートタウン線の車内から撮影した写真です。
咲洲の南側の玄関口である南港大橋を渡っているところです。
南港大橋を渡り終えた直後に到着するフェリーターミナル駅が最寄りとなります。
こちらのフェリーターミナルからは、
福岡県の新門司港と愛媛県の東予港へ向かう船が出航しています。
新門司港行きを名門大洋フェリーが担当し、
東予港行きを四国オレンジフェリーが担当しています。
後述します商船三井さんふらわあが
大分県・別府、鹿児島県・志布志とを結ぶ航路を担当しています。
※フェリーさんふらわあは、別の場所から発着しています。
その点についても後述致します。
九州や四国から大阪を訪れる際は、
新幹線や飛行機、高速バス以外に船を利用するのもおすすめです。
このまま船に乗ってどこかに行ってみたいところですが、
咲洲に向かいましょう。
機会があればのんびり船で旅をしたいです。
フェリーターミナル駅から咲洲へ戻ってきました。
目の前に高い建物が見えてきました。
大阪府庁咲洲庁舎(さきしまコスモタワー)です。
後で最上階へ向かいます。
その前にある場所へ向かいます。
こちらの建物はATCアジア太平洋トレードセンターです。
咲洲と言えばこの建物が真っ先に思い浮かびます。
飲食店や雑貨店、服飾店など様々なお店が軒を連ねます。
また施設内では定期的に様々な催しが行わています。
最寄りは南港ポートタウン線・トレードセンター前駅です。
トレードセンター前駅やフェリーさんふらわあ乗り場付近は割と多くのお店が営業しています。
しかしそこから離れれば離れる程空き店舗が目立ちます。
商船三井さんふらわあの船はここから発着しています。
別府及び志布志へ向かう船が出航に向けて準備をしています。
それでは、
さきしまCOSMOタワー展望台に向かいましょう。
入場料は大人¥1,000です。
子供¥600です。
割引など詳細はこちらのページをご参照ください。
パンフレットは英語と中国語が併記されています。
平日の夕方ということもあり、
非常に空いていました。
エレベーターに乗って展望台に向かいます。
エレベーターに乗っているのは私hiikunのみです。
エレベーターから降り、
こちらのエスカレーターで最上階に向かいます。
エスカレーターを登り終えるとそこには・・・・
最高の景色が私たちを出迎えてくれます。
咲洲だけではなく、
大阪市内の景色を一望することができます。
本当は咲洲の各地を歩いて巡る予定でした。
しかし、寒すぎました。
晴れてはいたものの、
風が非常にきつく歩き回るのは困難と判断しました。
その為こちらの展望台から景色を見ながら、
咲洲には何があるのか皆さまにお見せします。
ご覧のように咲洲にはたくさんの団地がございます。
私が幼い頃から見てきた光景です。
この辺りは昔と然程変わりはありません。
赤い丸で囲った場所に大阪南港フェリーターミナルがございます。
先程そこで見かけた名門大洋フェリーの船が停泊しているんが見えます。
大阪と奈良の府県境に位置する生駒山が奥に見えます。
赤矢印が指す方にあべのハルカスが見えます。
手前に見える大きくて長い真っ赤な橋は、港大橋です。
日本最長、世界第三位の長さを誇るトラス橋です。
黄色い矢印が示す橋が、なみはや大橋です。
以前になみはや大橋に関する記事を投稿しました。
もし良かったら読んでみて下さい。
そして赤いまるで囲っている場所が、
私hiikunの地元・大正です。
黄色い矢印が指す場所に、
ユニバーサルスタジオジャパンがあります。
青い矢印が指す場所にあるのが、
天保山です。
海遊館や大観覧車、天保山マーケットプレース等観光名所が複数ございます。
そして赤い矢印が指す場所にあるのが、
大阪国際フェリーターミナルです。
韓国・釜山へ向かうパンスターフェリーが発着しています。
黄色い矢印が指すところが、大阪を代表する川・淀川です。
コスモスクエア駅周辺の様子です。
開業当時に比べるとかなり発展しました。
駅周辺には新たに複数の集合住宅が建ちました。
その横には森ノ宮医療大学も見えます。
展望台の南側を見てみましょう。
白線が描かれている箇所が、大和川です。
白線の手前までが大阪市、奥は堺市です。
南下すると関西国際空港に辿り着きます。
しかし、さすがにここからは見えません。
黄色い矢印が指す場所にあるのが、
大阪南港野鳥園です。
右下に何やら怪しげな球体があります。
赤い矢印が指す方です。
あれは一体何でしょうか?
あの建物はかつて博物館でした。
なにわの海の時空間と言います。
残念ながら2013年3月に閉館しました。
取り壊されることもなく、
別の目的に活用されることもなく、
現在も当時の姿のまま海の上を漂っています。
そして読者の皆さま、
この写真のど真ん中に注目して下さい。
海の上に何か見えませんか?
何と明石海峡大橋を見ることができます。
橋の左側に見えるのが、淡路島です。
ここまでハッキリ見えるとは思っていませんでした。
眼下には出航間近のさんふらわあのフェリーが見えます。
そして今回の記事の主役と言える場所が見えてきました。
そう、夢洲です。
天気が良かったおかげで、
ハッキリ見えました。
この景色を見てますます夢洲を訪れたくなりました。
これから発展していくであろう夢洲。
十年以上前に閉鎖され今も海上に浮かぶ古びた球体の建物(なにわの海の時空間)。
この対比が実に興味深いです。
展望台からは舞洲も見ることが出来ます。
また展望台にはこの様な座席が用意されています。
有料プレミアムシートです。
私的な空間を確保することができ、
大切な人と一緒に景色を堪能することができます。
現在独り身の私hiikunがこの座席を利用する日が訪れるのは
いつになることやら・・・・
訪問を記念して記念メダルを作ってはいかがいたしましょうか?
展望台には喫茶店もございます。
今回の訪問では、
こちらの喫茶店には立ち寄りませんでした。
「さきしまプリン」が名物だそうです。
次回訪れた際に、
是非試してみたいです。
なお入場券購入時に、
ソフトドリンク50円引きクーポンが貰えます。
気が付けば1時間ほど展望台に滞在していました。
外はすっかり日が暮れ、
通りには明かりがともっていました。
昼や夕方の景色も素晴らしいですが、
次回は是非夜に訪れたいです。
お腹が空いたので、
アジア太平洋トレードセンター(ATC)内にある飲食店で夕飯を頂きました。
迷った挙句、
ここで夕飯を頂きました。
モスバーガーです。
ご覧の通り、人がいません。
「たまたまやろ!」と思われるかもしれません。
施設内を暫く歩き回ってみましたが、
実際こんな感じで人はあまり見かけませんでした。
何だか見てて悲しくなりました。
読者の皆さん、
是非ATCに足を運んであげて下さい。
※ちなみにこちらのモスバーガーは19時で閉店します(2025年1月現在)。
夕飯に頂いた品がこちらです。
一頭買い 黒毛和牛バーガー 〜山わさび醤油仕立て〜
ワサビ風味の少し甘めのソースが肉に良く合います。
野菜もタップリ入っています。
そしてこのハンバーガー専用のプレミアムバンズが絶品です。
見た目、量、味、全て申し分ありません。
デザートも頂きました。
コーヒーシェイクです。
これを飲むためだけにモスバーガーに通うと言っても過言ではありません。
2年ほど前でしょうか・・・
ある人気お笑い芸人さんのYouTube動画で紹介されているのを見て、
初めてコーヒーシェイクの存在を知りました。
美味しそうに飲んでいるお笑い芸人さんの表情に影響され、
動画を視聴後速攻お店に行って試してみました。
飲んでびっくり、
いたく感動しました。
以来コーヒーシェイクの虜となりました。
そして今回も例の如く注文しました。
読者の皆さまも是非お試し下さい。
ご馳走様でした。
大阪市内には展望スペースを有する高層ビルがいくつかございます。
・あべのハルカス
・通天閣
等々・・・
実は今回初めて、
さきしまコスモタワー展望台を訪れました。
個人的には、
さきしまコスモタワー展望台が最も気に入りました。
大阪市内で最も海に近い展望台ではないでしょうか。
海や川の景色が好きな私hiiunに
最高の景色を提供してくれます。
平日の夕方に訪問されるのをおすすめします。
他の展望台に比べて、
人は多くありません。
じっくり時間をかけて大阪のベイエリアの景色を堪能できます。
割とはっきり明石海峡大橋が見えたのが驚きでした。
平日夜もおそらくそんなに人は多くないと予想しています。
次回は夜景を見に再度訪問したいです。
夢洲の周辺に何があるの? その3:天保山
夢洲駅から2駅、
天保山の最寄、大阪港駅です。
ここから北へ少し進めば、
天保山界隈の観光地に辿り着きます。
もう既に天保山についてご存じな方も多いはずなので細かい説明は割愛します。
過去に、天保山に大きく、または少し関連した記事を複数投稿しました。
よろしければ是非読んでみて下さい。
・USJから天保山まで無料で移動した際の記事はこちらをご参照ください。
・キャプテンライン乗船記はこちらをご参照ください。
・サンタマリア号乗船記はこちらをご参照ください。
・大阪の渡船8カ所巡りに関してはこちらの記事をご参照ください。
まとめ
前回投稿した記事
「【大阪・関西万博の会場】夢洲とその周辺はどんな所? その1」の続きとして、
今回は咲洲とその周辺についてお話ししてきましたがいかがでしょうか?
前回そして今回の記事を通して、
夢洲の周辺には意外と訪れて価値がありそうな場所が
いつくかあったことに気づいて頂けたことでしょう。
大阪・関西万博が4月13日から半年間開催されます。
万博を訪れた際に、
是非今回ご紹介した場所に足を運んでみて下さい。
万博に行かれない方も、
大阪を訪れた際には是非訪れてみて下さい。
新たな大阪の魅力を発見することができるでしょう。
2回に渡り
大阪・関西万博が行わる夢洲とその周辺について
お伝えしてきました。
これらの記事が読者の皆さまの
大阪旅行時の手助けになれば非常に幸いです。
大変長くなりましたが、
最後まで読んで下さり誠にありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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