【乗船無料】大阪の渡船めぐり|全8か所を1日で巡るツアーにご招待!

ぶらり旅

大阪市内には、鉄道やバス、タクシー以外に
一風変わった交通手段があるのを皆さまはご存じでしょうか?

今回皆さまにご紹介したいのが、こちらです。

 

渡船(とせん)です。
または、”わたしぶね”とも呼びます。

 

以前に投稿した記事
【観光客の方必見】USJから天保山まで無料(タダ)で行ける方法教えます!
【全長僅か5キロ弱】大阪市内のローカル線で下町を探訪しよう
で少し言及しましたが、
当記事では大阪市内にある全8カ所の渡船を一挙に巡りながら
あまり知られていない大阪の魅了を皆さまにお伝え致します。

僅か1日で起点から終点までほぼ徒歩で8カ所の渡船所を巡るツアーです。
その為、今回の記事は以下の方々を対象とします。
・隠れた大阪の名所を巡りたい方
・歩くのが好きな方

もしこれらの条件に当てはまる方であれば、
きっと楽しんで頂けると確信しております。

それでは、皆さまを徒歩で巡る渡船ツアーに招待しましょう。
最後まで是非楽しんで下さいね。

 

 

 

 

大阪市内の渡船の概要

以前に投稿した記事
【観光客の方必見】USJから天保山まで無料(タダ)で行ける方法教えます!
でお話しした内容と重複する箇所がございますが、
はじめて読まれる方もいらっしゃるので、
改めて大阪の渡船についてご説明致します。
※ご存じな方は読み飛ばして結構です。

現在大阪市内には合計8か所の渡船場が存在します。
8か所のうち7か所は私hiikun(ひーくん)の地元である
大阪市大正区に位置します。
大正区側を起点*とし周辺の港区、西成区、住之江区及び大正区内との間で運行されています。
通勤や通学、買い物や余暇等で多くの地元住民に利用されています。
*ここでの「起点」とは乗組員の詰所が位置する場所のことを指します。

全て大阪市によって運営されており無料で乗船できます。
何故、乗船が無料なのでしょうか?
大正9年(1920年)に施行された旧道路法により、
渡船は道路と見なされているからです。

つまり渡船の航路は読者の皆さまが日頃通る一般道と同じ様に扱われています。
だから無料なんですね。

渡船が現在も存在するのには主に2つ理由があります。
1つは渡船が走る場所に人が渡れる橋が架かっていないことが理由に挙げられます。
そして、橋はあっても異常に大きくて高いことから,
橋を渡るのに苦労を強いられるという点も理由として挙げられます。

 

こちらは、「なみはや大橋」です。
大正区南部と港区の天保山とを結ぶ大きな橋です。
この橋付近には渡船は走っていませんが、
一部渡船場付近にはこの様な大きくて高い橋が架けられています。
※もし「なみはや大橋」に興味がございましたら、
以前に投稿したこちらの記事をご参照下さい。

大きい船の往来を円滑にする為、
河口付近では敢えて高い橋がかけられています。
その為橋の上り下りだけでも苦労を強いられます。
特にご年配の方や障害をお持ちの方、小さなお子様連れの親御さんにとって、
これらの橋の横断は骨が折れます。

また大正区は交通の便が悪い地域と言われています。
鉄道は北部のごく一部の箇所を通るだけで、
区内の大部分においては路線バスが区民の移動を支えます。

しかし、電車やバスでは行きにくい場所に行きたいときにも重宝されます。
しかも、自転車利用者も乗船可能です。
地元民にとっては必要不可欠な交通手段と言っても過言ではありません。

渡船の概要についてはお分かりいただけたのではないでしょうか。
それでは、今回の渡船ツアーの行程を見ていきましょう。

 

 

 

 

今回の渡船ツアーの行程

今回の渡船ツアーは以下の行程で進めていきます。

JR大阪環状線・大阪メトロ長堀鶴見緑地線「大正駅」の最寄りにある
OsakaCityバス「大正橋」停留所を起点とします。

1番乗り場のバスに乗り「新千歳」停留所へ行きます。
「新千歳」停留所から徒歩で各渡船場を巡ります。

※実施日、7月19日

千歳渡船場

船町渡船場

木津川渡船場

千本松渡船場

落合下渡船場

落合上渡船場

甚平渡船場

天保山渡船場

天保山渡船で対岸へ到着後、
JRゆめ咲線「桜島駅」まで歩いて行きます。

OsakaCityバス「新千歳停留所」からJRゆめ咲線「桜島駅」までは、
一部区間を除き渡船と徒歩のみで巡りますのでご了承ください。

では、実際に各渡船場を訪れてみましょう。

 

 

 

 

 

千歳渡船場

それでは、出発です。

JR大正駅の改札を出て左へ進むと、
大阪メトロ大正駅2番出入口が見えます。
そのすぐ後ろに・・・・

 

OsakaCityバス「大正橋1番停留所」があります。

 

87番または98番のバスに乗って「新千歳停留所」に向かいます。

 

こちらがOsakaCityバス「新千歳停留所」です。
奥に見える大きな橋に向かってひたすら直進して下さい。

 

こちらはマリンテニスパーク北村です。
しばしば大きなテニスの大会が開かれるほどに、
大阪では割と有名なテニス場です。
テニススクールが併設されており、
テニスのレッスンも受けることが出来ます。
詳しくはこちらをご参照下さい。

 

更に歩みを進めると左手に遊歩道が見えます。

 


少し寄り道してみましょう。
奥へ進むと・・・・

 

港を一望できる場所に着きます。
ここから夕陽を眺めるのは最高です。

 

では、戻りましょう。
橋の下の通りを突き当りまで進んで下さい。

 

千歳渡船場を示す看板が見えてきました。
分かりにくいかもしれませんが、残り200mと書かれています。

 

千歳渡船場に到着しました。

※当項目冒頭からここに至るまでの写真は、時短の為渡船巡りの3日前に撮影しました。
これより先の写真は全て渡船巡り当日7月19日に撮影したものです。

 

それでは、渡船に乗ってみましょう。

 

14時00分発の船に乗りました。
乗客は私を含め8名いました。

 

対岸の乗り場も見ることが出来ます。

 

それでは出航です。

 

おくに大きな橋が2つ見えます。
青い矢印が指すのは、以前にご紹介したなみはや大橋です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
赤い矢印が指すのは、港大橋です。
こちらも以前に投稿した記事でご紹介しておりますので是非ご参照ください。

 

奥に見えるのが大正内港です。
多くの小型船や中型船が停泊しています。

 

真上には、千歳橋があります。
ご覧の様に、かなり高くて大きな橋です。

実は、千歳橋が完成した平成15年(2003年)頃に
千島渡船は廃止されるのではと噂されてました。

しかし、実際にはそうならず現在も運行されています。

この橋を渡るのはかなり面倒で、
上り下りだけでもかなりきついです。

その代わり、橋からの景色は素晴らしいです。
日中は20分に1本の間隔で運行されるので、
船を逃してしまい待てない方や、運動されたい方は橋を利用されます。

千歳橋はまだマシな方です。
この先、千歳橋よりもはるかに大きい橋が出てきます。

これらの橋を見ることで、
渡船が何故必要なのかより一層お分かりいただけることでしょう。

 

ここからでも、あべのハルカスが見えます。
大阪の居ると何処からでも見ることが出来ますね。

 

約2分の船旅はあっという間に終わりました。
乗客を乗せて、船は戻って行きました。

 

それでは、次の渡船場に参りましょう。

 

船町渡船場

次に参ります場所が、船町渡船場です。
まずは、千歳渡船場(鶴町側)を出て、
突き当りまで直進して下さい。
その後、左折し直進します。

 

しばらく直進すると大きな通りにでます。
左手にセブンイレブンがあります。

 

右手に進むと、なみはや大橋に辿り着います。

 

船町渡船場へは左に進んで下さい。

 

少し進むと、船町渡船場の行き先を示す看板が見えます。

 

しばらく直進すると・・・

 

到着しました。

 

千歳渡船とは異なり、非常に短いです。
着いたときには既に船は対岸に居ました。
千歳渡船と同じく、日中は20分に1本間隔で運行されます。
その為次の出航まで20分間待つことになりました。

 

乗り場付近に待合室があります。
歩いて少し疲れたので丁度いい休憩となりました。

 

冷房はありませんが、
窓からの隙間風が心地よかったです。

 

15時00分に出航です。
乗客は私を含めたったの2人です。

 

30秒程度で対岸に到着しました。
短い距離であるにもかかわらず、
「こんな場所に渡船は必要なのか?」と思った方もいらっしゃるでしょう。

 

要るんです!
理由は単純で、付近に橋が無いからです。
人や車が通れる唯一の橋は、
ここから東に約800m離れた場所に位置します。

わざわざその橋を利用せずとも、
この渡船を利用することで大幅な迂回を避けることが出来ます。

 

30秒程の船旅を終え、次の目的地へ参りましょう。

 

 

木津川渡船場

次に向かうのは木津川渡船場です。
実は8カ所ある渡船場のうち、
今まで利用したことが無いのが木津川渡船です。
はじめて利用するので非常に楽しみです。

渡船場を出て突き当りまで直進して下さい。

 

突き当りを左に曲がり、さらに直進して下さい。
このあたり一帯は製鋼所や造船所等の工場が多数存在します。
日中でも人気は多くありません。

ちなみに、ここはまだ大正区内です。

 

暫く進むと、大きな橋が見えてきました。
こちらの橋は、新木津川大橋です。
大正区と対岸の住之江区とを結ぶ総延長2.4キロの橋です。
川面から最大50mの高さを誇ります。
平成6年(1994年)に開通しました。
大正区側は3重の螺旋状になっております。

私も何度かこの橋を渡ったことがありますが、非常に疲れたのを覚えています。
3重の螺旋を登るだけでも一苦労です。

日中でも千歳橋を渡る人は多少はいます。
しかし、新木津川大橋を渡る人は殆ど見かけません。

この橋を渡るのは本当に骨折れます。

その為木津川渡船がどれだけ重要かお分かりいただけたことでしょう。

 

新木津川大橋に沿って少し進むと、
木津川渡船場に到着します。

 

日中は45分に1本の間隔で運行されます。
大阪の渡船全8カ所の中で日中の運行本数は最も少ないです。

 

次の出航は15時45分です。
その30分前に到着しました。

 

スマホをいじらず、
何も考えず、
ただ、目の前の風景を眺めて時間を過ごしました。

 

30分経って、出航です。
乗客は私を含めて3人です。

 

新木津川大橋を船から見てみましたが、
余りの大きさに圧倒されます。

 

2分程で対岸に到着しました。
新木津川大橋を利用したら、対岸まで少なくとも徒歩で10分以上はかかるでしょう。
改めて渡船の重要さを認識致しました。
それでは、さらに先へ進みましょう。

 

千本松渡船場

渡船場を出ましたら、前方に見える橋まで進んで下さい。

 

左手に歩道橋が見えます。
こちらを渡って先へ進みましょう。

 

ここからも新木津川大橋を眺めることができます。
こうして見ると、この橋がどれだけ大きくて長いのかがよく分かります。

 

歩道橋を降りて暫く直進します。
黄色い矢印が指す標識には、新木津川大橋(住之江区側)の出入り口が示されています。
大正区側は3重の螺旋状であるのに対して、
住之江区側は平仮名の”し”の形をしたスロープ状になっています。

 

暫く進むと、前方に”SUBARU”の看板が見えます。
この交差点を左に曲がります。

 

左折後突き当りまで直進します。

 

突き当りを右折し直進します。
しばらく歩みを進めると・・・

 

何やら古びた看板が立っています。
「名村重機船渠株式会社?」
他にも複数の企業名や団体名が記載されています。

 

入口付近にはのぼりが立っています。
ここは一体何でしょうか?

 

こちらは株式会社名村造船所の大阪工場跡地です。
明治44年(1911年)、名村源之助さんが創業した造船所です。
本社は現在も大阪市西区にあります。
しかし、造船所は1970年代に佐賀県伊万里市に移転されました。
それにより、大阪工場は閉鎖されました。

閉鎖されてかなりの年数が経過してにもかかわらず、
現在も造船所の一部建物や船渠が当時のまま残されています。

それらを有効活用し、
芸術や音楽等に関連する様々な催しが行われています。
詳しくはこちらのページをご参照下さい。

この日も何か催し物が行われていましたが、
時間の都合上諦めました。

機会があれば是非訪れてみたいです。

ちなみに、
最寄り駅は大阪メトロ四つ橋線北加賀屋駅です。

 

このように名村造船所大阪工場跡地を覆う壁には
可愛いイラストが描かれています。

この通りを引き続き直進します。

 

前方に緑色の建物が見えてきました。
この交差点を左折します。

 

直進すると何やら螺旋状の橋が見えてきました。

 

こちらは千本松大橋です。
両方の出入り口が2重の螺旋状になっています。
上空から見ると眼鏡に似ていることこから、
地元民の間では”めがね橋”と呼ばれています。

意外に古く、昭和48年(1973年)に完成しました。
新木津川大橋同様、渡るのは結構しんどいです。

 

時刻は既に16時半ごろでしたが、
まだまだ日は照っていて非常に蒸し暑かったです。
とてもじゃないですが、この橋を渡る気にはなれません。

その為、ここでも渡船を利用します。
丁度16時半の船が行ったばかりなので、
次の16時45分の船を待ちます。

 

あちらに新木津川大橋が見えます。
あそこから約40分かけて歩いてきました。
船が来るまで休憩しましょう。

 

千本松大橋は総延長約1.2㎞、高さ33mを誇ります。
徒歩や自転車以外にも、
路線バスで渡ることも可能です。
Osaka Cityバス「76号系統、ドーム前千代崎~地下鉄住之江公園」が、
この橋を渡ります。
大正橋(大正駅前)発地下鉄住之江公園行きの時刻表をご覧なりたい場合は、
こちらのページをご参照ください。

 

風が心地いいです。
ここからでも梅田の高層ビル群を見ることが出来ます。
果たして梅田界隈にいる大勢の人々のうち
どれだけの人がこの渡船の存在を知っているのでしょうか?

 

そんなことを考えてるうちに船は対岸に到着しました。
大正区に戻ってきました。
言い忘れていましたが、対岸は西成区です。

 

左手に大きな広場が見えます。

 

地元の小学生が野球の練習に励んでいました。
開いたスペースをうまく有効活用できています。

 

これで半分を乗り終えました。
次へ進みましょう。

 

落合下渡船場

次に向かうのは落合下渡船場です。
ここから約15分の距離に位置します。

 

この付近は平尾と言います。
私hiikunが生まれ育った地域です。

この通りを少し進んだところに、母校である平尾小学校があります。
その前に位置する平尾公園でよく友人と遊んだものです。

この付近を通るたびに、
幼い頃の記憶が蘇ります。

 

懐かしい気分に浸りながら歩き続けると・・・
落合下渡船場の看板が見えてきました。

 

では乗りましょう。

 

申し訳ございません。
いきなり対岸の写真を載せる羽目になりました。

17時00分発の船は乗れないとあきらめていました。
しかし、出航間際に乗船することが出来ました。

船内は非常に混雑しており、出航間際に乗船した為、
じっくり撮影することができませんでした。

 

奥には千本松大橋が見えます。
じつは、落合下渡船から千本松渡船と
この後乗る落合上渡船の船が走る様子が見えます。
※時刻表次第です。

 

あまり多く撮影できなかったのが残念です。
落ち込んでばかりもいられないので、とにかく先へ進みましょう。

 

落合上渡船場

渡船場を出て左に曲がります。
※ちなみにここは西成区です。

 

更に北に進みます。

 

歩くこと約10分。
「木津川BASE」と書かれた看板が目印です。

 

「落合上ノ渡」と書かれた看板が見えます。
この狭い路地を進んでいくと・・・

 

落合上渡船場に到着しました。
奥に見える巨大なアーチ形の建造物は、木津川水門です。
実は落合上渡船場や木津川水門については、
以前に投稿した記事にも掲載されています。
もし宜しければ、こちらのページもご参照下さい。

 

落合上渡船場は工場地帯ではなく、住宅地に位置しています。
静かで落ち着いた雰囲気が漂います。

 

さあ、17時30分発の船がやって来ました。

それでは、出航です。

 

船から眺める木津川水門は最高です。
以前に投稿した記事でも言及しましたが、
この木津川水門は数年後に姿を消します。
完成から既に50年以上が経過しました。
様々な水害から私たちを守ってくれました。
しかし、近年老朽化が進んでおり、
今後発生しうる災害に耐えれるか疑問視されています。

台風や洪水、津波への対策や耐震補強の為、
現在木津川水門が位置する場所から少し上流方に新しい水門が建設されます。
水門の後ろにクレーン車が見えます。
もう既に新水門の建設は着手されているようです。

数年後には見られなくなるので、
今のうちに是非見に来てください。

 

これで8カ所中6カ所を訪れました。

ここまで見てきて何かお気づきでしょうか?
そう、8カ所中4カ所の渡船が同じ川の上を走っています。
この木津川の下流には徒歩や自転車で渡れる橋が少ないです。
しかも橋はあっても高すぎて渡りきるのに時間がかかります。

渡船の重要性を再認識しつつ、歩みを進めました。

残すところ後2カ所です。
参りましょう。

 

甚平渡船場

残すところあと2カ所、甚平渡船場に向かいましょう。
落合上渡船場を出て左へ進むと信号機が見えます。
そこを右折して下さい。

 

暫くこの通りを直進します。
すると右手に・・・

 

千島ガーデンモールというショッピングモールが見えます。
そしてこちらのお店は「農家の実」です。
国産の果物を使ったスイーツや飲み物を販売しています。
そして、その向かいには・・・

 

ハニードーナツで有名なパン工房「ロンパル」があります。

どちらかのお店で何かを買って、
休憩しようかと考えました。
しかし、時間の都合上断念せざるを得ませんでした。

これら2つのお店については、こちらのページをご参照下さい。

 

少し先へ進むと・・・

 

団地の敷地内に通じる道が見えます。
ここを進んで下さい。
坂を上がったら右に曲がって下さい。

 

暫く直進して下さい。

 

大きな広場に出ます。
真ん中奥に見える茶色い建物が大正区役所です。
あそこに向かって歩いて下さい。

 

この奥には大正区の象徴、昭和山があります。
今回の企画には含まれていないので立ち寄りませんでした。
詳細はこちらの記事をご参照下さい。

 

この坂を下ると・・・

 

また、別の広場に辿り着きます。

 

大正区のメインストリート「大正通り」です。

 

こちらの方へ進むと、大正駅に辿り着きます。

 

信号を渡り直進します。
更に歩みを進めようと思った瞬間、
ある問題に直面しました。

携帯電話の電池が底を尽きそうになりました。
仕方なく充電の為自宅に戻りました。

しかし、むしろ携帯電話の電池が切れそうになって良かったです。
充電中休憩を取ることができました。

 

約50分休憩を取り、渡船巡りの再開です。
この通りを直進します。

 

おや?
何やら見覚えのある場所に辿り着きました。

そう、新千歳停留所付近の交差点です。
奥に千歳橋が見えます。

 

しかし、それとは反対の方向に進みます。

 

暫く進むと、スーパーマーケット「サンディ」が見えます。
その角を左に曲がって下さい。

 

突き当りまで進み、右に曲がって下さい。

 


約50m進むと・・・

 

到着しました、甚平渡船場です。
大阪の渡船8カ所の中で最も乗降客が多く、最も運行頻度が高い渡船です。

 

着いたときには既に船は出航していました。
次の19時15分の船を待ちます。

 

出航です。
乗客は私含め約10名です。

 

この川は尻無川と言います。
木津川同様アーチ形の水門が見えます。
こちらも数年後には建て替えにより姿を消しますので、
見るなら今です。

 

再び大正区を脱出。
港区に入りました。

残る渡船は1ヵ所です。

 

天保山渡船場

最後に向かうのは天保山渡船場です。
以前に投稿した記事
【観光客の方必見】USJから天保山まで無料(タダ)で行ける方法教えます!
をご覧になった方は、ご存じでしょう。

渡船全8ヶ所のうち唯一大正区外に位置する渡船です。
港区築港と此花区桜島とを結びます。

天保山とUSJ(ユニバ)2つの主要観光地を結ぶ渡船ということもあり、
観光客の間で最も知られている渡船ではないでしょうか。

それでは、行ってみましょう。

 

甚平渡船場を出ると目の前に真っ直ぐの道が見えます。
とにかく、その道を直進して下さい。

 

直進すると・・・

 

大きな通りに辿り着きます。
みなと通と言います。
みなと通を西に進むと天保山に行くことが出来ます。
しかし、私hiikunには歩く力が残されておりませんでした。

そこで・・・

 

みなと通を少し東に進んだところに、
Osaka City Bus夕凪停留所があります。
そこから天保山までバスで向かうことにしました。

 

かなりの本数が確保されています。
運よく待たずに乗ることが出来ました。

 

夕凪停留所から約15分、
やって来たのが、天保山ハーバービレッジ停留所です。

バスを降りると目の前に現れるのが・・・

 

天保山の名所の一つ、大観覧車です。
これを見た瞬間疲れが吹き飛びました。

20時前であるにもかかわらず、
周辺には意外と人は多くいました。

観覧車には長蛇の列が出来ていました。

 

こちらは改装され天保山客船ターミナルです。
大型客船の発着場として利用されます。
ちなみに、大型客船がターミナルを利用しない場合は、
イベント会場として貸し出しされるとのことです。
こちらの記事より引用。

更に先へ進みましょう。

 

ふと後ろを見ると・・・

 

観覧車が虹色に光っていました。
素敵~!

 

天保山公園を通り過ぎると・・・

 

安治川が見えます。
遊歩道を進んでいくと・・・

 

見えてきました。
最後8カ所目、天保山渡船場です。
20時00分発の船が出航しようとしていました。
これには乗りません。

 

私hiikunが乗るのは20時30分発、本日の最終便です。

天保山渡船の客層は、他の7カ所とは大きく異なります。
他7カ所はほぼ地元民のみが利用します。
一方で天保山渡船は、地元民のみならず多くの観光客も利用します。
特に外国人観光客の利用が目立ちます。
更にはUSJの外国人従業員も多数利用します。
その為船内は時折様々な言語が飛び交っていて非常に面白いです。

当項目冒頭でも申し上げましたが、
天保山とユニバという主要観光地の近くにこの渡船場はあります。

その為観光で来られた方に、
全8カ所の渡船のうち1ヶ所勧めるとするならば、
私hiikunは迷わず天保山渡船をお勧めします。

 

もうすぐ出航です。

 

画像が不鮮明で申し訳ございません。
少々カメラに不具合が起きてこのような結果になってしまいました。

もちろん肉眼ではハッキリと梅田の高層ビル群の夜景を見ることができました。

 

ちなみに日中はこんな感じです。
こちらは以前にキャプテンラインに乗った際に撮影した写真です。
日中に天保山渡船に乗ってもこの様は風景をご覧になることが出来ます。
※なおキャプテンライン乗船記についてはこちらの記事をご参照下さい。

 

長かった渡船8カ所巡りの旅も終わりに近づいてきました。

 

対岸で待っていた乗客を拾った船は、
速やかに戻って行きました。

これで本日の天保山渡船の営業は終了です。

 

天保山側とは違い、
桜島側は非常に静かです。

 

終点のJRゆめ咲線桜島駅までもうすぐです。

 

最初の信号まで直進して下さい。
その角を右折して下さい。

 

直進すると・・・

 

大きな通りに出ます。
ここをとにかく真っ直ぐ進むと・・・

 

JRゆめ咲線桜島駅に到着しました。
これで全ての行程が終了です。

13時半過ぎに家を出て、
桜島駅に到着したのが20時50分頃でした。

約7時間の渡船巡りの旅は、
体力的にはきつかったです。
しかし、渡船の魅力や重要性を再認識し、
渡船以外で何か新しいものを発見することができました。

こんなに歩いたのは久々です。
おかげ様でぐっすり眠ることができました。
(完)

 

徒歩での渡船巡りツアーを行う際に準備して欲しいこと

ここでは、徒歩での渡船巡りを行う際に準備して欲しいことをお伝えします。

前の晩は十分な睡眠を取って下さい。
そして、しっかり朝食を取って下さい。

かなりの距離を歩くことになります。
その為動きやすい服装を身に付けましょう。

特に靴は大事です。

 

サンダルやハイヒールはダメです。

 

長時間の歩行に耐えられる靴が望ましいです。
しかも履きなれたものなら尚良です。
ちなみに、私hiikunは、ASICS WALKING(アシックスウォーキング)を愛用しています。
このブランドに出会ってから、
自分の足にぴったりな靴を探すことができました。
そのお陰で、歩くのが楽しく感じられるようになりました。
写真の靴は、購入してから6年以上は経過しています。
しかし、目立った損傷はなく、現在も愛用させていただきてます。

 

帽子やサングラス、日傘、日焼け止め等
紫外線や熱中症対策も忘れないでください。

こまめに水分補給を行い、
適度に休憩することも大事です。

無理だと思ったら、
速やかにやめて下さい。

無理して1日で全てを巡る必要はありません。

何よりも楽しむことが大事です。
無理のない範囲で計画を立てましょう。

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まとめ

今回は大阪の渡船全8カ所を徒歩で巡る旅に出ましたが、
いかがでしたでしょうか?

ここで行程を振り返ってみましょう。

14時00分、千歳渡船

15時00分、船町渡船

15時45分、木津川渡船

16時45分、千本松渡船

17時00分、落合下渡船

17時30分、落合上渡船

19時15分、甚平渡船

20時30分、天保山渡船

 

JRゆめ咲線桜島駅到着までに約7時間要しました。
途中こまめに休憩を取りましたが、
かなりきつい行程だったと思います。

しかし、渡船の魅力と重要性を再認識し、新たな発見ができ、
充実した一日を過ごすことが出来ました。

今回ご紹介した行程は、一例に過ぎません。
必ずしも、これを真似る必要はありません。
複数日に分けて訪問するのも良しです。
全て巡る必要はなく、気になったところだけ訪問するのもOKです。

徒歩が苦手なら、自転車で巡るのも良いでしょう。
YouTubeでは、大阪の渡船場を全て自転車で訪問した方々が、
その様子を動画に記録して投稿されています。
それらの動画を参考にするのもいいでしょう。

つまり、楽しみ方は読者の皆さま次第です。
皆さまにあった渡船巡りを楽しんでみて下さい。

 

今回の記事が、読者の皆さまの渡船巡りの助けになれば幸いです。

特に、真夏に行う際は、紫外線や熱中症対策は忘れずに!
無理のない範囲で旅を楽しんで下さい。

それでは、また次の記事でお会いできるのを楽しみにしております。

 

 

 

 

最後にお知らせ

渡船巡りで大正に訪れたら、こちらのホテルへ是非!

ホテルソビアル大阪ドーム前

詳しくは以前に投稿した記事を読んでみて下さいね。
【便利でお手頃価格】ホテルソビアル大阪ドーム前で快適なひと時を!
【地元民推薦】大正駅周辺のおすすめグルメ2選|迷ったらまずはこれらのお店へ!

 




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