大阪を代表する観光地の一つが天保山です。
巨大ジンベイザメで有名な水族館・海遊館、大阪湾や大阪市街地の景色を楽しめる大観覧車、日本一低い山を持つ天保山公園、飲食店や土産物店、レゴランドまで有する天保山マーケットプレース等見所がたくさんあります。
そして今回皆さまにご紹介したいのが、帆船型観光船「サンタマリア号」です。
大阪湾を周遊する観光船で、大阪ベイエリアの素晴らしい景色が満喫できる為多くの観光客の方々に支持されています。
私hiikun(ひーくん)は、初めて「サンタマリア号」に乗ってみました。
実際に乗船した体験を基に、以前の記事でご紹介した「天保山渡船」や「キャプテンライン」とは大きく異なる「サンタマリア号」の魅力をご紹介します。
この記事は次の方々を対象としています。
・船旅が好きな方
・大阪ベイエリアの景色を思う存分楽しみたい方
・天保山で何をしていいか分からない方
この記事を読むことで、サンタマリア号の魅力を知ることができ、乗ってみたい気分になること間違いないです。大阪観光の思い出作りの材料にしていただければ幸いです。
それでは今回もよろしくお願いします。
サンタマリア号とは?
サンタマリア号は大阪港を周遊する観光遊覧船です。
コロンブスがアメリカ大陸へ到達した際に使用した旗艦[サンタマリア号]をモチーフにして建造されました。
見所満載の大阪ベイエリアを巡るということで多くの観光客の方々に利用されています。
基本運賃は以下の通りです
コース | 料金(税込み) |
デイクルーズ(45分) | 大人/1,600円 子供(小学生)/800円 |
トワイライトクルーズ(60分)※予約制 | 大人/2,100円 子供(小学生)/1,050円 |
※幼児は大人1名につき、幼児1名まで無料。
事前購入割引や他の観光施設とのセット割引、団体割引などお得な特典も用意されています。
詳細はこちらをご参照ください。
私hiikun(ひーくん)は、乗船前日までに購入することで2割引きが適用されるお得な
Webチケットを利用しました。
デイクルーズ/大人(通常)1,600円 → 1,280円
デイクルーズ/子供(小学生)(通常)800円→640円
※クレジットのみで支払い可能、購入後の取消及び日時の変更はできないので注意が必要です。
上記の乗船券は、下船後に撮影しました。
個人情報保護の観点から、購入会員情報や購入番号、QRコードは隠蔽しております。
天保山ハーバービレッジ・海遊館の真横、”海遊館西はとば”より出航します。
海遊館への連絡通路上に大きな看板が張られています。
分かりやすいので迷う心配はございません。中へ入り少し進み左手に乗船券販売所がございます。
乗船券を購入し準備万端です。一緒に乗船しましょう。
サンタマリア号に乗ってみましょう。
では、実際に乗ってみましょう。
乗船券販売所から見た乗船場所です。
ふと右に目を向けると巨大な豪華客船が停泊していました。
天保山ハーバービレッジはいつも通り多くの外国人観光客で賑わっていました。
しかし、今日はいつも以上に多い気がしたのは、こちらの豪華客船の乗客が
船から降りて周辺を散策していたからでしょう。
私hiikun(ひーくん)も、死ぬまでにこの様な豪華客船で世界中を旅してみたいものです。
豪華客船に目を奪われた間に、サンタマリア号がやって来ました。
最終の16時00分発の船に乗ります。
戻ってきたのは15時00分に出航した船です。
写真には載っていませんが、思った以上の乗客の多さに驚きました。
いざ乗船です。
船内には軽食や飲み物を販売するお店があります。
しかし、私hiikun(ひーくん)はそこには立ち寄らず景色を存分に楽しむため、
船後部の最上階展望デッキに向かいました。
割と良い場所を確保することが出来ました。
左下に並んでいる人々は皆、サンタマリア号の乗客です。
良い場所を確保する為、私hiikun(ひーくん)は30分前に乗り場に着きました。
私の前には10人程度並んでいました。
その一方で、私の後ろでこんなに多くの人々が並んでいたとは驚きです。
サンタマリア号の人気の高さがよく分かる光景です。
16時00分定刻通り出航しました。
約45分間の大阪港周遊の旅が始まりました。
まずは、安治川を少し上流へ進みます。
以前に乗った「キャプテンライン」と同じ航路を辿ります。
※キャプテンラインについてはこちらの記事をご参照下さい。
キャプテンラインのユニバーサルシティポート付近でUターンし大阪港方面に進みます。
奥にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ/ユニバ)が見えます。
【日本旅行】ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)で遊ぼう!
多くの観光バスが止まっていました。
制服を着た学生さんがバスに向かって歩いているのが見えました。
きっとユニバで楽しい時間を過ごされたのでしょう。
また、バスの駐車場の隣に見えるのが、Zepp Osaka Baysideです。
船からでも多くの方々が並んでいるのが見えました。
何かコンサートなどが催されていたのでしょうか。
大阪港に向かって前進します。
令和7年 (2025年)に予定されている万博の開催地「夢洲」が遠くに見えます。
遠くに見える最も高い建物は、南港コスモタワーです。
南港もかなり変わりました。
子供の頃、南港にはコンテナと団地以外何もないという印象を持っていました。
写真に写るビル群の下にコスモスクエア駅があります。
コスモスクエア駅周辺も特に何も無かったと思います。
最後にいつ訪れたか忘れる程に先日久々にコスモスクエア駅周辺を訪れて変貌ぶりに驚きました。
高層マンションが相次いで建設され、大学や語学学校、国際交流センターなどもあり、
駅周辺の人の往来は増えた印象を受けました。
また南港は国内及び国際フェリーのターミナルとしても機能しています。
コスモスクエア駅から近いATC(アジア太平洋トレードセンター)から九州方面に向かうサンフラワーや少し離れますが大阪南港フェリーターミナルより発着する名門大洋フェリーやオレンジフェリー、コスモスクエア駅から割と近い大阪国際フェリーターミナルから韓国・プサンへ向かうパンスタークルーズが発着しています。
中国・上海とを結ぶ航路もありますが、令和5年10月現在旅客輸送を中断しているようです。
詳細はこちらをご参照ください。
Osaka Metro中央線がコスモスクエアまで延伸され、天保山や夢洲へ通じるトンネルも開設され私が子供だった頃に比べかなり交通の便が改善されたと思います。
他にもインテックス大阪や南港野鳥公園、コスモスクエア駅から中ふ頭駅間沿いにある複数の宿泊施設、コンテナふ頭、沿線企業、中ふ頭駅から先南港ポートタウン線沿いに昔からある多くの集合住宅等々南港には大阪を活性化させる為の素材はまだあるような気がします。
一部報道では、建設費が増額され、各パビリオン会場の建設に遅れが生じ、開催が危ぶまれていると言われている大阪・関西万博ですが、万博をきっかけに南港が、大阪が、そして日本がもう少し元気になってくれたらいいなと思いながらこの景色を眺めてました。
話が長くなりましたので、本題に戻りましょう。
前方に大きな赤い橋が見えてきました。
全長980mのトラス橋、中央径間510mは世界第3位、日本ではなんと第1位の長さを誇る
大阪港の象徴、”港大橋”です。
ご覧の通り2階建て構造です。前回投稿した「キャプテンライン」の記事でもお話ししましたが、20年前自動車教習所に通っていた際、高速教習でこの橋の上の階を走りました。
運転に集中しつつも橋から見える景色は最高でした。
港大橋に関する詳細はこちらのページをご参照ください。
間近で見ると、あまりの大きさに圧倒されます。
港大橋を抜け暫く先へ進みます。
奥に見えるIKEA付近でUターンし天保山ハーバービレッジへ戻ります。
IKEAの隣にはTOKYO interiorもあります。
奥に見えるのは、”なみはや大橋”です。
実は乗船当日家から歩いて天保山まで来ました。
その途中、”なみはや大橋”を渡りました。
その時の様子については、後日記事を投稿しますのでお楽しみに。
楽しかった大阪港周遊が終わりに近づいてきました。
到着する際、岸壁で景色を楽しんでいる方々が手を振って出迎えてくれました。
下船直前に誰も居なくなった最上階デッキから夕日を撮影しました。
乗船中は多くの人々で埋め尽くされていました。
名残惜しいですが降りましょう。
楽しかったです。あっと言う間の45分の船旅でした。
乗ってみて気づいたこと
ここでは、実際に乗ってみて気づいたことについてお伝え致します。
乗船する際の参考になれば幸いです。
料金
今回利用したデイクルーズ(45分)ですが、1,600円と決して安くない一方で高すぎるわけでもなく個人的には手頃だったとお思います。
冒頭でもお話ししましたが、乗船前日までにネット予約した場合2割引が適用される為
1,280円で乗船することができました。
また海遊館や大観覧車などの観光施設利用時にセット割も適用されます。
それらを利用する前、または利用した後にサンタマリア号で周遊するのも良いかと思います。
詳細については公式ホームページをご参照ください。
船の揺れ
もちろん天候次第で揺れることはあるでしょう。
私が乗船した日は、幸いにも天気は割と良かった為、波は殆どありませんでした。
揺れを感じることはなく、スムーズなで周遊でした。
45分間と短い周遊周辺である上に周辺は見所満載なので、乗客の皆さまは景色を楽しんだり写真を撮影したりして各々素敵な時間を過ごされていました。
周りで船酔いで苦しんでいる方はどなたも居ませんでした。
どうしても揺れが心配であれば、念の為乗船前に酔い止めを飲んだ方が良いかも知れません。
混雑度
平日であったにもかかわらず、多くの乗客で賑わっていました。
その日の最終便ということもあり、人が殺到したのかもしれません。
お子様連れやカップル、ご年配の方々まで幅広い年齢層に支持されているようです。
実際に数えたわけでないので正確なことは分かりません。
しかし、見た限りでは、100名以上は乗っていたのではないでしょうか。
思った以上に混んでましたが、自由に移動できるほど余裕はありました。
上の写真でもご紹介しましたが、乗船開始直前となると長蛇の列が出来ます。
もし好きな場所を確保されたい場合は、早めに並ぶことをお勧めします。
私hiikun(ひーくん)は出航30分前から並んでました。
客層は様々です。
日本人観光客はもちろん、外国人観光客も多くいました。
おそらく外国人観光客の方が多かったような印象を受けます。
東アジアや東南アジア、欧米各国、中近東やアフリカ等様々な国の方々が乗船されていました。
私hiikun(ひーくん)の周りは皆外国人観光客でした。
船内での飲食
船内には軽食や飲み物の売店があります。
飲食スペースも設けられているので、飲食しながら景色を楽しんでいた方々もいました。
ソフトドリンクやお酒、アイスクリームにフランクフルトソーセージ等色々販売されています。
最上階デッキでも飲食されている方を見かけました。
私hiikun(ひーくん)は乗船前に食事を済ませたので、特に船内では飲食せず景色を楽しむことに
集中しました。
まとめ
サンタマリア号に乗り約45分かけて大阪港周遊の旅に出ましたがいかがでしたでしょうか?
海遊館西はとばを出航し、天保山大橋からユニバ周辺を通り、大阪港方面へ引き返し、南港周辺、港大橋、IKEA付近を通り、海遊館西はとばへ戻るコースをご紹介しました。
また、料金や船内の様子、船の揺れ具合について気づいた点についてもお伝えしました。
私hiikun(ひーくん)は今回初めてサンタマリア号に乗ってみました。
想像以上に楽しく45分の周遊はあっという間に終わりました。
海風が心地よく、夕日が美しく、非日常を満喫することができて非常に良かったです。
今回利用したデイクルーズ以外に、60分間でより多くの場所を巡るトワイライトクルーズも用意されています。機会があれば、そちらも利用してみたいです。
読者の皆さまも天保山に訪れた際には、海遊館や大観覧車と共にサンタマリア号での周遊を楽しんでみてはいかがでしょうか?
きっと良い旅の思い出になるはずです。
今回の記事が読者の皆さまの旅の一助になれば幸いです。
前回ご紹介したキャプテンライン同様に、サンタマリア号のご乗船を心よりお待ち申し上げます。
最後まで読んで下さり誠にありがとうございました。