【路面電車で観光!】大阪・下町を巡る旅・大阪市編(前編)

ぶらり旅

大阪の観光名所と言えば、
読者の皆さまは何処を思い浮かべますでしょうか?

・大阪城
・道頓堀
・新世界(通天閣)
・ユニバーサルスタジオジャパン
・天保山(海遊館・大観覧車)
・梅田スカイビル

等々を思い浮かべたのではないでしょうか?

また今年は大阪・関西万博が行われました。
会場のある夢洲へ行かれた方も多くいることでしょう。

それらを巡る際、
読者の皆さまほぼ全員がJRや私鉄、地下鉄、バスを利用されていると思います。

大阪人・hiikunはこれまで当ブログを通じ
様々な大阪の名所(特にあまり知られていない場所)を紹介してきました。

例えば、
昨年夏に渡船に関する記事を投稿致しました。

そして今回は、
渡船同様にあまり知られていない手段で
大阪の魅力的な場所を巡る旅を紹介致します。

それがこちら

 

阪堺電車です。

 

 

大阪を走る唯一の路面電車です。
沿線には魅力的な場所が多くあるにもかかわらず、
観光客の方々にはあまり知られていないと移動手段だと思い
執筆する運びとなりました。

今回の記事は以下の方を対象としています。
・変わった手段で大阪を観光されたい方々
・あまり知られていない場所を観光されたい方々

当記事を読むことで、
路面電車での旅の魅力
阪堺電車沿線の名所の素晴らしさに
気づくことでしょう。

是非最後まで読んで下さい。
宜しくお願い致します。

 

 

阪堺電車とは?

阪堺電車は阪堺電気軌道株式会社によって運営されている路面電車です。
大阪市阿倍野区の天王寺駅前停留所、同市浪速区の恵美須町停留所を起点とし
大阪府堺市西区の浜寺駅前停留所までを結ぶ路線です。

阪堺線と上町線の計2路線を保有しています。

大阪・難波と関西空港や和歌山、高野山を結ぶ
大手私鉄・南海電気鉄道の子会社です。

阪堺電気軌道株式会社公式ホームページによると、
阪堺電気軌道株式会社は昭和55年(1980年)12月1日に発足しました。
しかし前身時代を含めると120年以上の長い歴史を持つ路面電車です。

地元では”チンチン電車”または略して”チン電”と呼ばれています。
運行開始から120年以上経過した現在も、
通勤・通学の手段として多くの地元の方々に利用されています。

 

運賃は大人240円、小人120円です。
一区間乗っても全区間乗っても変わりません。

今回の旅に際し、
こちらの一日乗車券(700円)を購入しました。

 

実際に利用する年月日の箇所を削って下さい。
削った状態のこちらの券を降車時に運転手さんに提示して下さい。
ただし複数の年月日を削ってしまうと無効になるので注意が必要です。
ミスを防ぐ為、利用する当時に削った方がいいかもしれませんね。
私hiikunも乗車直前に削りました。

購入場所や注意事項等詳細はこちらのページをご参照ください。

こちらの便利でお得な一日乗車券を使って、
阪堺線沿線の魅力的な場所を訪れてみましょう。

 

 

沿線の名所

ここからは私hiikunが実際に訪れた場所をご紹介致します。
以前から行くと決めていた場所、
当時に急に訪れたくなった場所、
等々様々です。

 


新今宮駅前停留所から旅を始めました。
JR大阪環状線・新今宮駅の真下に位置します。

 

ご覧の様に平日の日中は30分に1本の間隔で運行されています。
思ったよりも早く停留所に着いたので・・・

 

阪堺線の起点・恵美須町停留所まで参りました。

 



停留所に着いたのと同時に、
電車が到着しました。

これに乗り最初の目的地へ向かいます。

 

 

コーヒールンバ

最初に訪れた場所が、純喫茶・コーヒールンバです。
何故こちらの喫茶店を選んだのか?

実はとても面白い場所に位置しています。

ご覧ください。

 

北天下茶屋停留所です。
こちらの喫茶店は停留所内に入口が設置されています。
電車を降りてすぐ入店できることから、
SNSでも結構話題の喫茶店です。

しかしこちらの写真をご覧になって、
何かおかしいと思いませんか?

 

入口がシャッターで閉じられています。

 

私hiikunは早速ミスを犯してしまいました。
コーヒールンバは毎週水曜日が定休日なのです。
訪問日11月19日は水曜日でした。

事前に営業日を確認しておくべきでした。

しかも、悪いことは続くものです。
後に訪問予定の神社で御朱印を頂く予定なのですが、
肝心の御朱印帳を持ってくるのを忘れたのことに気づきました。

悩んだ挙句一旦自宅に戻ることにしました。
不運は更に続きます。
悩んでいる間に、
偶然到着した恵美須町行きの上り電車を逃してしました。

北天下茶屋停留所から西へ数百メートル進んだところに
南海・大阪メトロの天下茶屋駅があります。

御朱印帳を取りに戻る為、
そこから一時帰宅しました。

 

御朱印帳を持参し再び恵美須町停留所へ戻ってきました。
予定よりも1時間以上遅れて旅を始めました。

コーヒールンバへ立ち寄るのは諦め、
天神ノ森天満宮を訪問する為、
天神の森停留所へ向かいました。

 

※なおコーヒールンバは翌日11月20日に訪問しました

まさに昔ながらの純喫茶です。
レトロな感じの外観がたまらなく好きです。
店内は非常に落ち着いた雰囲気に包まれています。
中の様子は是非実際に訪れて確かめて下さい。
純喫茶好きな方にきっと喜んでいただけることでしょう。
※ちなみに出入口は反対側にもあります。

コーヒーや紅茶、ジュースなどの飲み物、
サンドイッチやホットケーキ、トーストなどの軽食、
メニューはかなり充実しています。
英語のメニューも用意されています。

朝7時から15時まで営業しています。

コーヒールンバではサービスタイムと言うものがあります。
13時までにお越しいただければ、
お得なセットメニューをお選びいただけます。
その数何と10種類!

私hiikunが訪れたのが、
既に14時を過ぎていました。

既にサービスタイムは終わっていました。
しかも、それのほどお腹は空いていなかったので、
こちらの品を注文いたしました。

 

ミックスジュース(¥600)です。

 

甘さは控えめです。
フルーツ本来の味が活かされています。
飲んでいるうちに
子供の頃母が作ってくれた
ミックスジュースを思い出しました。
懐かしい気分にさせてくれる優しい味のミックスジュースです。

ミックスジュースは大阪が発祥と言われています。
気になってネットで調べてみたのですが、
昭和23年(1948年)大阪・新世界の商店街「ジャンジャン横丁」にある喫茶店、
千成屋珈琲」の初代店主の方が考案したとのこと。

機会があれば大阪市内のミックスジュースの名店を巡ってみたいです。
そんな事と思いながら
コーヒールンバの美味しいミックスジュースを心ゆくまで堪能しました。

 

 

天神ノ森天満宮

コーヒールンバの訪問を諦め、
最初に訪れたのが天神ノ森天満宮です。

 

コーヒールンバの最寄りの停留所・北天下茶屋から2つ先です。

 

停留所の目の前に位置します。
停留所から神社の鳥居まで1分も要しません。

 

主祭神は学問の神様・菅原道真公です。
境内には13本もの大きな楠木が茂っています。
緑豊かで非常に落ち着いた雰囲気に包まれています。
楠木を見るだけでもこちらの神社を訪れる価値はあります。
僅か数分の滞在でしたが、身も心も清められた気がしました。

住宅地にある神社にしては、
想像以上に境内は広々としています。

ただ敷地内はは撮影禁止です。
至る所に撮影禁止の札が掲示されていました。
それに従い中の撮影は控えました。

気になる方は是非訪れてみて下さい。

 

住吉公園

次なる目的地は住吉公園です。

スマホをいじらず
何も考えず
神社内の楠木でくつろいでいるであろう鳥のさえずりを聞きながら
次の電車を待ちました。

 

やって来ました。
住吉公園の最寄り、
住吉鳥居前停留所へ向かいましょう。

 

天神ノ森停留所を出発。
南海高野線の高架をくぐると、

 

一般道との併用軌道区間に入ります。
住吉鳥居前を少し過ぎたあたりまで、
この状態が続きます。
路面電車ならではの光景ですね。

私hiikunは阪堺電車を乗る時はいつも、
最後尾の座席に座り後面展望を楽しむのが好きです。

 

住吉鳥居前停留所に到着しました。
私hiikunの背後には・・・

 

住吉大社の正門があります。
平日にもかかわらず多くの方々が参拝されていました。
外国人観光客も多数見かけました。

住吉大社は昼食後に訪問致しました。
詳細は後ほど!

 

住吉鳥居前停留所から西へ少し進むと、
南海本線・住吉大社駅があります。

私hiikunの様に阪堺電車で住吉大社や住吉公園を訪れる方もかなりいます。
しかし、圧倒的多数の方々は南海を利用される様です
難波からの所要時間は約10分、非常に訪れやすい場所に位置しています。

 

南海本線の高架をくぐると、
目の前に広がるのが住吉公園です。

 

ご覧の様にとても広い公園です。
野球場やテニスコート、運動場、体育館まで設けられています。

 

平日の昼間ということもあり、
園内は然程人は多くいませんでした。
その為じっくり園内を散策することができました。

 

園内には川が流れ、

 

池もあります。

 

葉が赤く色づいており、
如何にも秋らしい光景が広がっています。

 

園内の池には野鳥たちも羽を休めていました。
池の水は濁っていましたが、
鯉が泳いでいるのを見かけました。

 

何と園内には、
複数の飲食店が軒を連ねていました。
今回の訪問では、
こちらのお店で食事は致しませんでしたが、
興味深いお店を見つけました。
機会があれば是非訪れたいです。

そろそろお昼ご飯の時間です。
事前予約したお店へ向かいましょう。

 

創作串揚げ 玄玄苑

そろそろお昼ご飯の時間です。
事前に予約したお店に向かいましょう。

 

南海住吉大社駅です。
その右隣には・・・

 

何やら古びた駅舎の様な建物があります。
実はこちらの建物は、
阪堺線の住吉公園駅です。
かつてここから天王寺駅前停留所まで向かう電車が走っていました。

ここから約200メートル離れた阪堺線住吉停留所まで線路がつながっていました。
残念ながら約10年前の平成28年(2016年)1月、
住吉公園から住吉までの区間が廃止されたのと同時に、
当駅舎も閉鎖されました。

実は今日の昼食はこちらの建物内にある串カツ店で頂きます。

 

「創作串揚げ 玄玄苑」です。
英語のメニューも用意されています。

 

外観がとてもおしゃれです。
奥に駐車場が見えますが、
あの付近に駅や線路がありました。

 

それでは入りましょう。

 

創作串揚げランチ(¥1,580-)を頂きました。
写真に乗っている食材にアジフライか鶏カツ、コロッケが1つ足すことができます。
¥220足せばご飯と赤出汁、
¥600足せば瓶ビールと一品料理(小鉢)を頂くことが出来ます。

 

私hiikunはアジフライを選択しました。
実に綺麗なアジフライです。
食欲をそそります。

 

外はサクッと、中はフワッと仕上がってます。
塩でサッパリと頂きます。

 


こちらはお豆腐です。
豆腐を串カツとして食べたのは初めてです。
柔らかい豆腐をこのように揚げるのは非常に難しいでしょう。
しかしご覧の様に実に綺麗に仕上がっています。
ゴマの衣が癖になります。

 

こちらはイカです。
衣に塗されている胡椒がイカの味を引き立ててくれてます。

 

こちらはキスです。
白身魚の中では最も好きな魚の一つです。
串カツや天ぷらには欠かせない食材ですね。
普段は塩で頂きますが、
わさびマヨネーズも良かったです。

 

串カツの海鮮ネタで最も欠かせないのがエビです。
思った以上に大きく、
身はぷりぷりとしていて食べ応えがありました。

 

こちらはネギです。
ねぎ特有の臭みはなく美味しかったです。
またこの味噌ダレが良い仕事をしています。
ねぎ嫌いな方でも問題なく召し上がることが出来ると思います。

 

ブロッコリーの串カツは初めて見ました。
少量の塩をかけて頂きました。
これも美味しかったです。

 

あと追加で以下の2品を注文しました。

 

レンコンとナスです。
野菜本来の旨味も感じられますが、
この味噌ダレが野菜の味を一層引き立ててくれています。

 

以上が昼食で頂いた品々です。

全て美味しく頂きました。
個人的には野菜類の串カツが気に入りました。
野菜の本来の味を殺さず、
実に丁寧に調理されていました。
味噌ダレとの相性も抜群でした。
野菜嫌いな方に是非召し上がって欲しいです。

店主お一人で調理や接客を担当されてました。
一品ずつ提供してくれました。
食べ終えて次の品が提供されるまでのタイミングも丁度良かったです。

機会があれば次回夕飯時に訪問して、
肉類をはじめ他の食材の串カツを頂いてみたいです。

ご馳走さまでした。

食後にはデザートが欠かせません。
次なる場所へ参りましょう。

 

わコーヒー

住吉大社駅周辺には幾つかスイーツ店や喫茶店がありますが、
今回訪れたのが「わコーヒー」です。

少々目立たない場所に位置するので、
まずは行程をご紹介致します。

住吉鳥居前停留所から天王寺方面へ進みます。

 

暫く歩くと、
住吉停留所に到着します。
ここで天王寺方面と恵美須町方面へと分岐します。

右に進むと天王寺へ
左に進むと恵美須町に着きます。

 

こちらの駐車場が住吉公園停留所までの線路跡です。
ここを辿ると先程ご紹介した串カツ店が入居する住吉公園駅舎に着きます。

 

地図で示すとこの様になります。

申し訳ございません。
お店の外観を撮影し損ねてしました。
店舗が開いているうちはケーキ店のすぐに気づきますが、
シャッターが下りているとケーキ店とは思えない程目立たない建物です。
12時45分の開店前に到着しましたが、
お店の存在に気付かす素通りしてしましました。

お店の外観が気になる方は、
わコーヒーの公式Facebookアカウント
または、わコーヒーを紹介している各グルメサイトの情報をご参照ください。

私が店内で頂いた品々は以下の通りです。

 

りんごタルトです。
店内飲食限定なのでしょうか?
アイスクリームも付いていました。

 

リンゴのタルトが絶品です。
クッキー生地のタルトは大抵固く、
切るのに少し力を加える必要があります。

しかしこのリンゴのタルトは力を加えなくても
簡単に切ることが出来る程に柔らかいです。

生地の程よい甘さと香ばしさ、
リンゴの甘さと酸味が合わさり、
とても美味しかったです。

またアイスクリームを乗せて食べると
より一層美味しさが増します。
是非試してほしいです。

 


シナモンドーナツとカフェラテも頂きました。
3品とも美味しかったです。

 

頂いたお菓子や飲み物はどれも美味しかったです。
そのことについては特に不満はございません。

しかしこちらのお店を訪れる際に、
知っていただきたいことがございます。

まず座席数が非常に少ない事。
店舗入り口付近にカウンター席は3つ、
店舗奥にテーブル席が恐らく2、3あるのみです。
開店と同時にすぐ席はほぼ全て埋まりました。

店内飲食の場合、
注文後提供されるまでかなりの時間を要る場合があります。

 

 

 

 

女性の店主さんがで菓子の製造や飲み物の準備、接客、清掃など
全ての仕事をお一人でこなされています。
たまたまそうだったのであって、
他にも従業員の方がいらっしゃるのかもしれません。
しかしながら、私hiikunが訪問した際は、
その女性の店主さんお一人で勤務されていました。

 

 

 

営業開始後ひっきりなしにお客さんが来店されてました。
そのほとんどは地元の方々と思われます。
店内飲食用の食事や飲み物の準備をする一方で、
持ち帰り客の対応もこなされていました。

その為私hiikunの場合、
注文後品が提供されるまで約50分を要しました。
特に急いでなかったので気にしませんでした。

お急ぎの方は、
持ち帰ってご自宅または住吉公園等近所の公園で召し上がるのも良いと思います。

再度訪れたいと思わせる程の良いお店でした。
次回訪れた際は、他のケーキやクッキーを試したいです。

お時間に余裕があれば是非お立ち寄りください。

 

 

まとめ

思っていた以上に記事が長くなりましたので
一旦ここらで終わりとさせていただきます。

ここまでの行程を振り返りましょう。

新今宮停留所

コーヒールンバ(実際には翌11月20日に訪問)

天神ノ森天満宮

住吉公園

「創作串揚げ 玄玄苑」で昼食

「わコーヒー」でデザート

途中少しトラブルに見舞われました。
しかし旅とはそういうものです。
ここまで楽しく阪堺線の旅を続けることができました。

次回の記事では、
阪堺線の旅・後編をお届いたします。
住吉大社を始め沿線にはまだまだ沢山の魅力がございます。
時間の許す限り、
気になった箇所を巡りました。
その時の様子をお届けしますので是非次回の記事も読んで下さい。
それではまた!

 

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