前回投稿した記事にて、
大阪の路面電車・阪堺線の旅の様子をお届けいたしました。
その際に立ち寄った喫茶店で、
ある企画を思いつきました。
それが今回のテーマ、
「ミックスジュース」です。
私hiikunの好きな飲み物のうちの一つです。
今から約75年前、
大阪市内の某果物店の店主によって考案されたと言われています。
その果物店で販売され始めて以来、
ミックスジュースは大阪中の喫茶店に浸透していきました。
そして現在、大阪を代表する飲み物と言える存在にまでなりました。
大阪の名物であり、かつ私hiikunが大好きな飲み物・ミックスジュースの素晴らしさを
読者の皆さまにお届けいたします。
今回の記事は以下の方々を対象とします。
・ミックスジュースを気軽に楽しめる場所をお探しの観光客の方々
この記事を読むことで、
大阪名物・ミックスジュースの魅力を知ることができるでしょう。
また、複数のお店のミックスジュースをご紹介致します。
ミックスジュースの名店を巡る旅のヒントも得られるでしょう。
ミックスジュースを通じて大阪そのものの魅力を体感していただけると幸いです。
是非最後まで読んで下さい。
宜しくお願い致します。
ミックスジュースとは?

ミックスジュースとは、
複数の種類の果物と牛乳、氷を混ぜ合わせたジュースのことです。
使用される主な果物は、
バナナやみかん、もも、パイナップル等です。
但しお店によって使用される果物は様々です。
簡単に作れることから家庭でも手軽に楽しめます。
お店や家庭によってレシピは様々です。
子供の頃週末に母がミックスジュースを作ってくれました。
ミックスジュースが飲めるのを心待ちにしていたのを覚えています。
今回ミックスジュースについて色々調べてみると、
関東と関西で決定的な違いがあることを知りました。
それは牛乳を使用するか否か。
一般的に関東のミックスジュースは、
牛乳を含まない果汁100%の飲料を指します。
一方で関西のミックスジュースは、
先述の通り牛乳を含みます。
その為とろみのある滑らかで濃厚な味わいが特徴です。
牛乳が果物の味を損ねることはなく、
むしろ果物の味を引き立ててくれる重要な役目を果たしていると言っても
過言ではありません。

ミックスジュースの発祥とされているのが、
大阪・新世界にある喫茶店・千成屋珈琲です。
もともとは果物店だったそうです。
1948年(昭和23年)初代店主である恒川一郎さんによって考案されたと言われています。
売れ残った完熟果物を牛乳と混ぜてジュースに変えたことがきっかけだそうです。
ジュースの美味しさが評判を呼び、
千成屋珈琲だけにとどまらず、
大阪を始め関西各地の喫茶店でも提供されるようになりました。
食べ物を決して無駄にしないという「もったいない精神」がもたらした飲み物です。
次項より、
私hiikunが美味しいと感じた各名店のミックスジュースをご紹介致します。
是非参考になれば幸いです。
おすすめのミックスジュース
これより
私hiikunがおすすめするミックスジュースをご紹介致します。
気軽に立ち寄うことが出来る駅構内の名店から、
繁華街や住宅地にある老舗喫茶店に至るまで、
様々です。
ぜひお目当てミックスジュースを見つけて下さい。
それでは順に見ていきましょう。
コーヒルンバ
まずはこちらの喫茶店のミックスジュースをご紹介致します。
「コーヒールンバ」
住所:大阪市西成区聖天下1丁目12−14
今回の企画を思いつくきっかけとなったお店です。
こちら喫茶店は少々変わった場所に位置しています。

路面電車・阪堺線の北天下茶屋停留所内に入口がございます。
ちなみに裏側にも出入口はもう一カ所ございます。
11月19日(水)に阪堺線に乗って沿線の名所を巡りました。
そのうちの一カ所が「コーヒールンバ」です。
※その旅の様子についてはこちらの記事をご覧ください。
残念なことに11月19日訪問した際、
お店はお休みでした(毎週水曜日は定休)。
その為翌日11月20日(木)に再訪しました。


路面電車を降りたらすぐ入口です。
下車してから店まで徒歩10秒もかかりません。

こちらがミックスジュース(600円)です。
ミックスジュースが目的ではなく、
昔ながらの純喫茶の雰囲気を満喫する為に立ち寄りました。
当初コーヒーか紅茶を頂く予定でしたが、
偶然目に留まったミックスジュースが気になり注文しました。


注文して正解でした。
非常に美味しかったです。
当記事でご紹介するミックスジュースの中で、
最も甘さは控えめに感じました。
それでもバナナやミカンなどの果物の味はしっかりしており、
クリーミーで非常に口当たりは良かったです。
甘いものが苦手な方にもおすすめです。
また昔ながらの純喫茶に漂うどこか懐かしい雰囲気が、
ミックスジュースの美味しさをより一層引き立ててくれた気がします。
ここでの素晴らしい体験が、
今回の記事の執筆へと駆り立てました。
また是非訪れてミックスジュースを頂きたいです。
では次に参りましょう。
元祖・大阪梅田ミックスジュース

次にご紹介するのが、
「大阪梅田・元祖ミックスジュース」です。
ミックスジュースが有名なお店を一つ挙げろと言われたら、
真っ先に思い浮かぶのがこのお店です。

大阪市内に複数店舗を構えていますが、
本店は大阪市北区、阪神電車・大阪梅田駅構内にございます。
住所:大阪市北区梅田3丁目 大阪駅前地下街 6号

改札口の真後ろに・・・

お店がございます。
訪問した当日は丁度夕方の帰宅ラッシュということもあり、
多くのお客さまで賑わっていました。
並びましたが全く苦ではありませんでした
なぜなら注文後僅か数秒でジュースが提供されたからです。
仕事が早い!!


こちらが元祖・ミックスジュース(230円)です。

ミカンや桃、バナナ、牛乳、氷が使用されています。
私hiikunが大好きな果物が全て使用されているのが嬉しいです。
また氷のシャリシャリ食感がたまりません。
真冬だろうが関係ありません。
いつ飲んでも美味しいです。
何度飲んでも全く飽きません。
運営会社である株式会社サカイの公式ホームページによると、
1969年(昭和44年)阪神梅田駅にて創業しました。
以来、時代に合わせて味は改良しつつも、
創業当時の味を守り続けているそうです。
梅田に来ると無性に飲みたくなります。
阪神沿線に住んでいない為、
普段から阪神電車に乗ることはありません。
しかしこのミックスジュースを飲みたいがために、
駅に立ち寄ります。

県外からお越しの旅行者の皆様、
大阪に到着してすぐ、こちらの名店の味を堪能することができます。
JR新大阪駅構内にある商業施設「エキマルシェ新大阪」にも
店舗を構えています。



こちらはMサイズ(340円)です。
阪神大阪梅田駅の本店の味がここでも楽しむことができました。
喫茶店とは違い、
気軽に立ち寄うことが出来る上に、
お安いです。
近年の物価高の影響で、
ジュースの値段も上がりました。
それにもかかわらず最も小さいサイズのミックスジュースが230円で提供されているのですから、
お店の努力に心から感服します。
元祖・ミックスジュース以外に、
ブルーベリーやイチゴ、レモン、小松菜を主役にしたミックスジュースも販売されています。
大阪のミックスジュースをまだ一度も体験されたことがない方には、
是非最初に召し上がって欲しいです。
では次に梅田のとある老舗喫茶店のミックスジュースを味わってみましょう。
梅田珈琲館YC

次にご紹介するお店が、
梅田珈琲館YCです。
以前からずっと気になっていた喫茶店です。
梅田を訪れる際、
必ずと言っていいぐらいこちらの喫茶店の前を通ります。
今回初めて訪問致しました。

JR大阪駅御堂筋南口を出て、
横断歩道を渡り阪急大阪梅田駅方面へ進みます。
横断歩道を渡り終えると左手に「新梅田食堂街」という
飲食店街が見えます。
いつも行列ができる有名なたこ焼き店「はなだこ」が入口付近にある為、
迷うことはありません。

JRの高架下を少し進むと・・・

梅田珈琲館YCに到着します。
まさに昔ながらの純喫茶と言った感じの素敵な外観です。
以前から、店の前を通る度に、
この魅力的な外観に吸い寄せられそうになりました。
今回ついに初めて吸い寄せられました。

サンドイッチが有名な喫茶店の様です。
どれも美味しそうです。

ケーキセットも提供されています。

ミックスジュースが目的のはずでした。
しかし、この特製プリンが目に留まり・・・

ミックスジュースと一緒にプリンも注文しちゃいました。


ややバナナの味が強めのミックスジュース(720円)です。
直前に紹介した元祖・ミックスジュースに比べ、
氷のシャリシャリ食感はありません。
最初に紹介したコーヒールンバのミックスジュース同様、
非常に滑らかな口当たりでスッキリした甘さが特徴です。
コーヒールンバのそれよりかは甘めです。

特製プリンも頂きました。
卵の味がしっかり感じられる甘さ控え目のプリンです。
少し苦みのあるカラメルソースとの相性は抜群です。

喫茶店で食べるプリンは何故こんなに美味しいのでしょうか?
ミックスジュースやプリン以外にも
飲み物や食べ物のメニューは充実しています。
朝7時から営業しているので、
朝食の為に立ち寄るのも良いですね。
店内は割と静かな感じです。
外観からは想像しがたいですが、
店内は意外と広いです。
席数もかなり多いです。
レトロな感じの落ち着いた店内は非常に居心地の良く、
素敵な時間を過すことができました。
サンドイッチがすごく気になりました。
次回訪れた際は、
ミックスジュースと共にサンドイッチを頂いてみたいです。
では次に難波にある名店へ参りましょう。
純喫茶アメリカン

次にご紹介するお店が、
難波・千日前にある純喫茶・アメリカンです。
このお店が位置する千日前商店街は数えきれない程通ったことがあります。
無論こちらの喫茶店の存在は以前から知っていました。
しかしただ通り過ぎるだけで、
実際に入ったことはありませんでした。
ミックスジュースが目当てで訪れましたが、
もう一つ目的があります。
それについては後述致します。
まずはお店の場所を確認しておきましょう。


千日前商店街を進むと・・・

見えてきました。
こちらが純喫茶・アメリカンです。
住所:大阪市中央区道頓堀1丁目7−4
お店は2階建てです。
今回訪れたお店の中では最大規模となります。


ご覧の通り、沢山の軽食や飲み物が提供されています。
ショーケースを見ているだけでもウキウキしますね。
また店内ではケーキも販売されておりお持ち帰りも可能です。
まず入店したと同時に、
お店の方から次のような警告がなされます。
「店内の写真撮影は厳禁です」
ただし、自分たちの座席や料理は撮影しても構わないのことです。
この注意書きは出入り口や各座席、上記写真内の食品サンプルディスプレイにも
掲示されています。
アメリカンに限らず、
どの店舗も同様です。
従業員の方々や他のお客様の迷惑にもなるので店内撮影は控えましょう。
どうしても取りたい場合はお店の方に許可を得て下さい。
それでも断られたら、諦めるしかありません。
撮影はせいぜい自分たちの座席や料理に留めるようにしましょう。

こちらが純喫茶・アメリカンのミックスジュース(830円)です。
今回ご紹介するミックスジュースの中では最も冷たくないミックスジュースです。
もちろんミックスジュースなので基本的に冷たいのですが、
氷の食感が残るキンキンに冷えた元祖・ミックスジュースを含め
他のミックスジュースに比べると
冷たさは抑えられています。
その為寒い冬でも楽しむことができます。

公式ホームページによると、
最高級のフルーツをたっぷり使用したミックスジュースだそうです。
また季節に合わせて使用する果物を変えるとのことです。
その為通年で同じ味を保つのは難しいとされています。
しかし、シロップ等で味を巧みに微調整することで、
異なる果物を使用しているにもかかわらず、
一年通して同じ味を堪能できるように仕上げてくれています。
ミックスジュースに対する強いこだわりを感じます。
甘さは控えめ、
しかし果物の味はしっかり感じられます。
上品な甘さで、実に美味しかったです。

ミックスジュース同様に気になったのが、
こちらのホットケーキ(760円)です。
こちらのお店を訪れたもう一つの目的がこれです。

バターは既に塗られた状態で提供されます。
バターの香りが食欲をそそります。
しかも、
予め切られた状態で提供されますので、
ナイフは必要ありません。
超親切!!

見た目が非常に美しい。
食べるのを躊躇ってしまうほどです。
何より感心したのが、
焦げ目が全くないということです。
私hiikunも時折自分でホットケーキを作るのですが、
ここまでうまく仕上げることはできません。
どうしても焦げ目がついたり、
表面が固くなってしまいます。

こちらのホットケーキは、
中はもちろんしっとりふわふわです。
しかも表面も柔らかく仕上がっています。
生地とバターの香りが本当に心地いいです。
香りだけでもお腹が満たされます。
ちなみにこちらのホットケーキは、
お持ち帰りも可能です。
今回ご紹介したお店の中では、
提供されている品数は最も多いと感じました。
個人的にはイチゴジュースが気になりました。
次回訪れた際は是非イチゴジュースと共に、
他のスイーツも頂いてみたいです。
では最後に、
ミックスジュース発祥の地と言われている喫茶店に参りましょう。
千成屋珈琲

最後にご紹介する場所が、
「千成屋珈琲」です。
住所:大阪市浪速区恵美須東3丁目4−15
大阪の有名観光地の一つ・新世界の近くにある商店街、
「ジャンジャン横丁」の中にございます。
こちらのお店がミックスジュース発祥の地と言われています。

新世界と言えば通天閣。
※以前に投稿したこちらの記事を執筆するにあたって撮影した写真です。

通天閣からほど近いジャンジャン横丁へ入り、
少し進んだところに・・・

ありました、
千成屋珈琲です。
入口付近の看板にも記されています。
「創業昭和23年(1948年)、ミックスジュース発祥の店」
冒頭でも触れましたが、
もともとは果物店でした。
1948年(昭和23年)初代店主である恒川一郎さんによって考案されたと言われています。
売れ残った完熟果物を牛乳と混ぜてジュースとして店頭で販売を開始したのが起源だそうです。


ミックスジュースやコーヒーなどの飲み物から、
ホットケーキやサンドイッチ等の軽食に至るまで
メニュー内容はかなり充実しています。

こちらが名物のミックスジュース(750円)です。



これまで紹介したお店のミックスジュースとは異なり、
スムージーの様なとろみがあるのが特徴です。
だからと言って、
全くしつこくはありません。
口当たりは非常によく、
口の中に果物のスッキリした甘さが広がります。
また細かく刻まれた果肉の食感も楽しめます。
また、やや薄暗く落ち着いた雰囲気の店内には、
昭和末期から平成初期の歌謡曲がBGMとして流れていました。
懐かしい気分に浸りながら、
ミックスジュースを堪能しました。

こちらは毎月購読している英字新聞です。
偶然にも最後に読んだ記事が、
栃木県のとある純喫茶に関する内容のものでした。
非常に興味深いこちらの記事を読み終えたと同時に、
ミックスジュースを飲み終えました。

ちなみにミックスジュースはお持ち帰りも可能です。
店内が混雑している場合は、
持ち帰りにして歩きながら飲むのも良いでしょう。
創業から78年、
ミックスジュース発祥の店なだけに、
納得の美味しさでした。
昭和のノスタルジックな雰囲気の中、
昔ながらの家庭的なミックスジュースを堪能されたい方は是非足を運んでみてください。
まとめ
今回は大阪を代表する飲み物・ミックスジュース5選をお届けいたしましたが、
いかがでしたでしょうか?
大阪に馴染みの薄い県外や海外の観光客の皆さまでも
簡単に訪れやすい場所を中心に紹介致しまました。
結論を申し上げますと、
5つ全て美味しかったです。
値段や種類、お店の雰囲気、軽食メニューの内容は様々です。
一カ所でも良いので是非訪れてみて下さい。
ミックスジュースを飲んだことがない方々や
甘いものが苦手な方々にも是非お勧め致します。
大阪を代表する食べ物として
お好み焼きやたこ焼きなどの粉物(こなもん)を多くの方々は想像されるでしょう。
私hiikunは粉物(こなもん)と肩を並べる程
ミックスジュースは大阪を象徴する飲み物だと思います。
何の変哲もないただのフルーツジュースに見えるでしょう。
しかし歴史が長いミックスジュースはただ美味しいだけでなく、
どこか懐かしい気分にさせてくれる不思議な飲み物です。
そんな美味しいミックスジュースを求めて、
大阪を巡ってみてはいかがでしょうか?
今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。



